臭いところは感染症のリスクの可能性もある!?

排水口からの臭いへの対処をどうすべきか

排水口からのイヤな臭いの原因と対処法をご紹介!

臭いってなんだ!?を考える

水回りには臭いの問題がつきものだなどといわれることもありますが、それはともかくとして、臭いのトラブルというのは、精神的なマイナスをもたらす作用があります。とはいえ、一日中トイレやお風呂場にこもっている人もいないでしょうから、精神的な部分だけなら、多少不快な臭いを感じていたとしても、まあガマンできなくはないでしょう。

 

ただ、不快をガマンできたとしても、それだけではすまない可能性もありますので、この点には少し注意しておく必要はあるでしょう。そのリスクというのは、臭いの原因は細菌である可能性が高い、ということです。

 

よく汗の臭いなどということばが使われますが、厳密にいえば、汗には臭いなんてないんです。じゃあ汗をかいたあと、不快な臭いがするのはいったいなんなの?と思うかもしれませんが、実は、これは細菌が汗を分解する際に発せられているのです。

 

水回りの臭いが汗とまったく同じメカニズムであるとはいえないものの、特にバスルームでの臭いの原因がカビにあったりすると、一種の感染症のような症状(真菌感染症)の原因に発展することがないとも言い切れません。

 

また、カビの場合はアレルギー疾患のリスクも想定されます。感染症とアレルギーは、似ているようで別ものですが、逆に言えば、2種類の疾患のリスクがあるとも考えられることになります。

 

 

細菌が原因の臭いの解消のカギ

たとえば、使用直後のトイレの臭いなどは、細菌云々の心配は不要ですが、とりあえずの悪臭処理として、換気扇を開けるという方法が有効でしょう。しかし実は、換気扇の活用は、細菌への対処に有効だったりもするんです。

 

お風呂場にカビが生えやすいのは、温度や湿度、そして水気の3つの要素です。無数に浮遊する水滴にカビが付着してこれを吸い込んでしまうようなことがあれば、大きな問題につながることも考えられます。

 

ですから、カビが生えやすい状況、つまりは温度、湿度、そして水滴をはじめとする水気を解消してあげることで、カビやカビによる臭いも解消することができるようになります。では、そのためにはどうしたらよいかといえば、お風呂場であればまず例外なく設置されているはずの換気扇の稼働です。

 

換気扇を開いて通気性を良くすることによってカビは生えづらくなることが知られています。お風呂場以外の場所でもこれは同様のことがいえますので、応用も可能です。臭いの問題だけに限らず、健康の問題を起こさないためにも、ぜひ参考にしていただきたいと思います。