排水口からの臭いの原因は排管パイプの詰まり!
水回りトラブルはいくつも考えられますが、どれも精神的にイヤな感じがするトラブルが多いです。しかし中でも特に精神的ダメージを与えるのが、どこからか漂ってくる臭いの問題です。それが水回りのトラブルを原因として起こっているのであれば、その臭いの元は、間違いなく排水口からということになるでしょう。
たとえばキッチンで起こる臭いの問題は、排水口からに限ったものではありません。キッチンの場合、食べ物を扱う場所ですから、生ごみの管理が徹底されないと、何らかの臭いが発生するリスクもあるでしょう。そういうときは、生ごみなどの臭いの原因を取り払うことで問題は解決できます。
ただ、それが排管パイプの詰まりによる臭いであったとすると、事態の収拾はそんなに簡単ではない可能性も生まれることになります。その場合の対処は、ある程度の専門的な知識が必要になることも考えられますが、基本的には、詰まりの問題が解決できると同時に、排水口から漂うイヤな臭いの問題も解消できることになるでしょう。
であれば、ひとまず排管パイプの詰まりを解消することに全力を傾けてみていただきたいと思います。
排管パイプのトラップの問題の可能性
排管パイプの詰まりが原因となる排水口の臭いは、問題である排管パイプの詰まりを解消することで解決できる可能性が高いですが、中には、特に排管パイプの詰まりなんて起こっていないのに、排水口からイヤな臭いが漂ってきたというケースも起こりえます。その原因はいったいどこにあるのか、不思議と言えば不思議ですよね。
このケースでは、実は、排管パイプのトラップと呼ばれる部分に問題が生じている可能性が高いです。キッチンの排水口のトラップとはまた別に、排管パイプにもトラップと呼ばれる部分があります。排管パイプのトラップは、水を一時的にためておく機構全体を指すことが多いです。
で、本来トラップには一定量の水がたまっている必要がありますが、その水がなくなってしまったようなケースでは、排水口からイヤな臭いが漂い出てくることもありえます。実はこのトラップという場所にたまっている水が、虫や悪臭を食い止めているのです。したがって、水が排水口にまつわるトラブルのバリアになってくれているのです。
そのためトラップの不具合によってバリア機能を失った排水口が、イヤな臭いを垂れ流してしまうことになるのです。